昨日、東京ビッグサイトで行われた「エンディング産業展」に行ってきました。
葬儀や供養に関わる企業さんが一堂に会する業界の一大イベントです。
終活が広く普及された事やテレビでの紹介もあったからか、到着した時には、
すでに一般の入場者さんも大勢いらっしゃいました。
参加にあたり、第一の指令は、宿原寿美子先生の講義を聞く事。
講義会場につくと、当日参加希望の方が10数人並んでいました。
私もその列に加わり、講義を聴くことができました。
さて、ここで先生の簡単なご紹介ですが、
宿原寿美子(じゅくはら すみこ)先生は、100年以上続く葬儀社のお生まれです。
ですが、もともとはアパレル関係のお仕事をされていたそうです。
後に、家業が気になって葬儀の世界に入ろうとした際に、ご実家から「外に出なさい」と言われ、
ご実家ではなく、大手互助会の葬儀社さんに勤めたそうです。
その後、日本ヒューマンセレモニー専門学校フューネラルディレクターコース・エンバーミングコースの
講師となり、現在も学生や企業を相手に処置やメイクを指導する傍ら、葬儀の場に出られて自ら処置やメイク等も
実施されています。
その他に、
・株式会社キュア・エッセンス 代表取締役
・厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクター
・テキサス州立大 法医学顔復元マスターコース修了認定(U.S.A)
・法医学アート 2次元顔面再建マスターコース修了認定(U.S.A)
・フォレンジック技術・デジタル死後イラストコース修了認定(U.S.A)
・日本フューマンセレモニー専門学校 フューネラル学科 エンバーミングコース 死化粧講師
等、様々な肩書きと資格をお持ちです。
また、弊社社長とは日頃から懇意にして頂いておりますし、実は社内に先生の教え子がいたりします。
さて、そんな先生の講義ですが「自社顧客を獲得するツールとしての処置・メイク」という内容でした。
詳細は控えますが、メイクのお話も然る事乍ながら、「グリーフケア」の必要性と「コミュニケーション」の
重要性を特に訴えられていました。
今の状況で家族は何を望んでいるのか?何を考えるだろうか?様々な仮説を立てて、家族の立場になって行動に移してほしい。
話をしていく中でも些細な話や行動が実はヒントになっていて、それを見逃さずに気が付いて欲しい。
葬儀社からしてみたら当たり前の事でも、家族からしてみたら当たり前ではなくて、説明が無ければ当然不安にもなる。
些細な事でも家族と話をし、コミュニケーションをとりながら作業を進めていく事で、それがグリーフケアにもなり、信頼を得る事にもなる。
また、業者さん(この時は納棺師さん)との連携、コミュニケーションをちゃんと取る事で、より完成度の高いものとなり、
ご家族や関係業者さんとの、お互いの信頼関係も充実したものになる。
自身の経験談もふまえた講義に、とても共感を覚えました。
葬儀という仕事に慣れてしまうと、ついそれが当たり前のようになってしまい、「そういうものです。」「しかたがないんです。」といった返答が増え、説明を疎かにしてしまいがちな所があるような気がします。
1時間程の講義でしたが、とても有意義な内容だったと思います。
また、反今回の講義を大切にし、今後の業務に生かせるよう心がけよう。と思い返す次第です。
講義の後、社長と先生との昼食の席に同席させて頂いたり、展示場を一緒に回らせて頂いたり・・・。
ボロを出さないように心がけながら、ご一緒させて頂きました。
先生、お付き合い下さり、ありがとうございました。
宿原先生と社長です。
その後、日頃からお世話になっている業者さんのブースにご挨拶回りをしました。
普段から顔を合わせている人なのに、いつもと違う雰囲気だったので、いまさらながら名刺交換してみたり、
今は電話やメールでしか殆どやりとりの無い方に、久しぶりにお会いする事ができたりと、これはこれで楽しい
時間を過ごす事ができました。
まだお付き合いの無い業者さんも快く説明をして下さり、いろいろと勉強にもなりました。
ご対応下さった業者の皆様に感謝です。
また、長文になってしましたが、最期まで読んでくださった皆様にも感謝いたします。
ありがとうございました。
今日は、これでやりきった感じなので、早く終業時間が来ることを願います。
#セレモニーホールえにし #藤沢 家族葬